グルコサミンの役割や摂取の際の注意点

よくいろんなところでグルコサミンという言葉を聞くことがありますが、このグルコサミンには具体的にどのような効果があるのでしょうか。

グルコサミンの役割と効果
グルコサミンはもともと体内に含まれている成分です。体内の組織、細胞をしっかりつなぎとめるのがその効果ですが、その中でもグルコサミンの効果として最も大きなものは、関節の間にある軟骨に弾力を与えることでしょう。

グルコサミンがあることで、膝など関節部分の曲げ伸ばしがスムーズになり、軟骨の新陳代謝が促進されます。軟骨は、関節と関節の間でクッションの役割をしているので、この軟骨が減ると関節痛が起こってしまいます。

膝が痛い女性

この軟骨は老化とともに生成できる量が減少します。

反対に若い時には、体内で生成できます。関節痛が高齢者に多いのはこのように、高齢者が体内に有するグルコサミンの量が少ないからです。

グルコサミンの効果のデータもあります。このデータによると、慢性的な関節の痛みに苦しんでいた患者がグルコサミンをたくさん生成できるように治療をおこなうと、約20日で8割が症状が改善したと答えています。このことから、グルコサミンが実際に効果があることがわかりますね。

グルコサミン摂取の注意
ただし、実はグルコサミンを直接摂取することにはあまり効果が見込めません。

軟骨の成分は確かにグルコサミンですが、グルコサミンは体内に吸収される過程において、アミノ酸や糖に分解されてしまいます。それが再び体内でグルコサミンとなることもありますが、この方法はあまり効率的とは言えないですね。

そのため、グルコサミンによる効果を得たいときにはグルコサミンを構成しているアミノ酸や糖を食品から取り入れるようにしましょう。アミノ酸の多くの含むのは肉や魚、豆などですね。

グルコサミンの副作用と過剰摂取の影響

グルコサミンは、軟骨などにとてもよい影響を与えますが、もちろん副作用や過剰摂取した時の悪い影響が出ることもあります。

糖尿病の人には注意が必要
まず、グルコサミンは糖の一種なので、糖尿病の人には注意が必要です。グルコサミンはインスリンの働きを低下させるということもあるので、サプリメントの摂取は控えましょう。

糖尿病の人

その代わりにエビやカニ、山芋など食物から直接摂取することをお勧めします。もちろん、血糖値は上がり過ぎないよう気を使いましょう。

また、グルコサミン、特に動物性グルコサミンのサプリメントはかにやえびといった甲殻類の動物を使用しています。そのため、甲殻類に対するアレルギーを持っている場合にはアナフィキラシーショックを引き起こすなど、重篤におちいる副作用が現れることがあります。

なので、甲殻アレルギーのある人は植物性のグルコサミンを選ぶなどをするとよいでしょう。

過剰摂取による影響
グルコサミンを一日で摂取する量は1500mgほどまでといわれているので、過剰に摂取すると胃腸不良を起こしてしまう場合があります。下痢や便秘、胸やけなどを起こした場合にはグルコサミンの摂取を控えるようにしましょう。

若い人も注意が必要
また若い人のグルコサミンの摂取は本来体内にあるグルコサミンの働きを阻害する時もあります。そうなると、軟骨の再生する力が弱くなってしまうこともあります。

グルコサミンは元々高齢になるにつれて減少するものなので、若い人は基本的にグルコサミンを意識して摂取する必要はないでしょう。若い人が摂る場合にも、量を少なめにするなど注意しましょう。

ただし、基本的にグルコサミンは元々体内にあるものですし、細胞の成分にもなっています。高齢者の場合、過剰に摂取した場合でも一時的に症状が出るだけでよけいな物は排出されるので安心して大丈夫です。

飲み方も大事なのでチェックしておきましょう。
→ グルコサミンを飲むタイミングや飲み方の注意点とは?